介護業界で解決したい問題とは
今では様々な場所に介護資格が取得できる学校が開設されています。その学校に通われる方も増えてきているので「これだけ資格取得を目指す人がいれば人材は十分では？」と思われる方もいると思いますが、介護業界の離職率は非常に高く、入職してもすぐに辞めてしまう方が多いようです。
では、どうすれば離職者を減らす事が出来るのかご紹介しましょう。どうして離職者が多いかというと、重労働な仕事の割には低賃金であることでしょう。介護業界では高齢者と接することとなり、体力勝負の仕事になります。看護師の場合には、重労働でもその分収入が良いですから、「やりがいがある」と感じられる方が多いことでしょう。
しかし介護業界では、仕事が大変な割に低賃金のため「仕事にやりがいを感じられない」と離職してしまう方が多くなります。
また施設では人間関係が悪いところが多く、仕事が好きでも「人間関係が悪い」という理由から離職してしまう方も少なくありません。施設によっては介護業界へ進出してきて間もないところもありますので、管理部門の知識がなく、人材育成や人材管理などがしっかりと行えていないところもあるようです。収入も悪く環境も悪いとなれば、離職してしまうのも納得出来ますよね。ということはこれらの点を改善することが出来れば、介護業界を目指す方も増えてくる可能性があるということではないでしょうか。収入設定を高くし仕事をする環境を整えることが出来れば「高齢者の為に仕事をしたい」と考える方も増えていくと思います。
このように介護業界では、いくつかの問題点を改善することで希望者が増える可能性があります。改善するためには施設単位ではなく、国も含めて全体で改善をしていくことが求められるでしょう。